太陽光発電は普及が進み、以前に比べて価格は下がりましたが、購入費用を負担に感じている方もまだ多くいます。そこで太陽光発電導入時に利用できるソーラーローンについて知っておきたいポイントをまとめました。
太陽光発電や蓄電池などを導入する際に利用できる融資のことをソーラーローンと言います。太陽光発電に興味があるが経済的理由により導入に踏み切れない場合、ソーラーローンを利用することで導入時負担が軽減されます。
現金一括購入よりもトータルコストは高くなりますが、太陽光発電設備は産業用だと1,000万円以上かかるケースもありますし、住宅用でも100万は超えてしまうためソーラーローンを利用した方が資金に余裕が生まれます。
ソーラーローンに限らず借入をする場合は金利はリスクの一つになるためローンを組む側では重要なポイントになります。ソーラーローンは金融機関によって変動金利と固定金利で分かれるため選択によってリスクも変わります。
固定金利は金利が変動しないので返済計画が立てやすいですが、その時点での変動金利よりも金利は高めに設定されます。変動金利は借入時点で金利が低くても、将来金利が上昇すると固定金利よりも返済額が高くなる可能性があります。
ソーラーローンは10~15年といった長期の返済期間をが設定されることが多いため月額の経済的な負担を低く抑えられます。また他の融資に比べると金利も低いため、長期ローンでも総返済額が少なくて済みます。
ソーラーローンは目的が明確で売電など安定収益の可能性があるため、同じ金額でも他のローンと比べて審査が通りやすいというメリットがあります。個人でも販売店と提携している金融機関なら融資を受けやすいです。
住宅ローンのような頭金を必要としないのもソーラーローンのメリットです。また太陽光発電設備が保証料の代わりになるため担保なしで借り入れができます。そのため初期費用が実質0円でローンを組むことが可能です。
固定金利と変動金利で総返済額が変わる金利リスクがソーラーローンにあることはしっかり理解しておきましょう。また災害などで太陽光発電設備が破損してしまうと、売電などの収益確保ができなくなり借入返済が困難になる可能性があります。ソーラーローンを組む前に補償内容をチェックしておくことが必要です。