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災害時に蓄電池はどのくらい使える?

災害時にどれだけ蓄電池で動く?

蓄電池で使える時間の目安

蓄電池で使用できる時間の目安は、使用する電力や蓄電池の種類によっても異なります。蓄電池には、特定負荷型と全負荷型があります。

特定負荷型は事前に決めた住宅の一部のみに電力を供給するタイプとなっています。全負荷型はエリアを特定せず、家のすべての場所で使用する電力を供給するタイプです。エリアの制限の有無などによって使用する電力も変わってきます。

特定負荷型の蓄電池で必要最低限の電化製品を使用したと仮定して冷蔵庫(25時間使用)792W、LED照明(2部屋/5時間使用)400W、テレビ(3時間使用)450W、エアコン(3時間使用)60W程度かかったとします。その場合は1日の消費量合計で1,702Wが1日に必要になります。

4kWhは4,000Whなので、計算すると4,000÷1,702=2.35となり、約2日間使用できることが分かります。

全負荷型の蓄電池でいつもどおりに電化製品を使用したと仮定して、冷蔵庫(24時間使用)792W、LED照明(2部屋/5時間使用)400W、テレビ(3時間使用)450W、携帯充電器(4時間使用)60W、パソコン(5時間使用)500W、炊飯器(1時間)150W、エアコン(3時間使用)1,500Wかかったとすると、3,852Wが1日日に必要となります。

この場合は4,000÷3,852=1.04となり、約1日使用できることになります。容量が大きくなればその分長く使うことも可能なので、蓄電池を購入する際によく確認してみましょう。

蓄電池でカバーできる家電

蓄電池ではほとんどの家電をカバーできますが、エアコンとIHは使えない可能性があります。ほとんどの家電は電圧が100Vとなっていますが、エアコンとIHの家電は200Vあります。そのため、蓄電池を購入する際に200Vに対応しているかをよく確認しておきましょう。

これまでに起こった災害で見る事例

2020年9月1日台風10号

2020年9月1日に台風10号が発生し、沖縄県大東島周辺から奄美周辺を経由し九州へ接近していきました。当時は特別警報級の勢力で近づき上陸する恐れがありましたが、台風10号に予想ほどの発達はなく、大型台風程の強さとなりました。

しかし、九州では大規模な停電が発生しており、8日午前11時時点で佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島の5県で約7万3840戸が停電する事態となりました。

このような状況で停電することがあっても、蓄電池があればトイレや風呂・冷蔵庫・一部の電燈などの生活に必要なものは使用することができます。また、蓄電池があることで「蓄電池があるから大丈夫」と気持ちの余裕を持つことにつながります。

参照元:エコ発蓄電池(https://www.eco-hatsu.com/battery/2332/)

2019年9月9日 台風15号

関東を中心気圧15hPa・最大瞬間風速40mの台風15号が縦断し、大規模な停電・断水が発生しました。関東に上陸した台風の中でも史上最強の強さがあったとされています。

東京電力管内となっている地域では9日午前に約85万軒が停電となり、10日午前になっても64万軒近くで停電する被害が発生しました。

蓄電池がある家庭でもエアコンは稼働しなかったようですが、リビングの電気や冷蔵庫・扇風機は使うことができたようです。一部でも使用できると、停電の中での生活も少し変わってくるようです。

参照元:エコ発蓄電池(https://www.eco-hatsu.com/battery/2332/)

災害対策として蓄電池と太陽光発電を取り入れる

蓄電池は基本的に家電全般をカバーすることを目指し、災害で停電をしても家電を使用することができる心強い機材ということが分かりました。蓄電池と太陽光発電を災害対策として取り入れて、万が一に備えましょう。

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