太陽光パネルを廃棄するときにかかる費用について解説しています。
太陽光パネルを取り外す費用の相場は、10万円以上になります。費用の内訳は、人件費・運搬費・処分費などです。人件費や処分費は設置場所の広さ・太陽光パネルの枚数・業者によって、運搬費は処分場までの距離によって異なります。
太陽光パネル以外に廃棄が必要なものとして、支柱や架台が挙げられます。支柱や架台の主な材質はスチールなので、リサイクル資源です。処分業者が解体業者から支柱や架台を買い取るケースもあります。
太陽光パネルを廃棄するときには、パワーコンディショナの処分も必要です。パワーコンディショナは、電子機器類やモニター、メーターなどとあわせて粗大ゴミとして処分できます。粗大ゴミの取り扱いは各自治体によって異なるため、事前に取り扱い方法をご確認ください。
ケーブルは買取りに出せる場合もあります。ケーブル類のなかには、芯に銅が使用されていて価値があるものも含まれているのです。解体業者に廃棄費用の値引き交渉をする際には、ケーブル類を買取ってもらえないかどうか聞いてみるのもよいでしょう。
太陽光パネルを廃棄したあとの対応として、雨漏りがないかどうかをチェックすることは大切です。解体業者の不手際によって、架台を固定していた場所に穴が残っていたり瓦割れが起きてしまったりすることがあります。雨漏りが生じていたら、できる限り早く業者に連絡してください。
太陽光パネルを廃棄してしまう前に、活用できる方法を探してみてはいかがでしょうか。太陽光パネルの設置費用は高額です。短期的にみて運用がうまくいかなかったとしても、長い目でみればうまくいくかもしれません。太陽光パネルの寿命は30年なので、廃棄する前に活かす方法を探してみることをオススメします。
太陽光パネルを廃棄する前に、家庭用として利用できないかどうかも検討してみましょう。固定価格買取制度(FIT制度)満了後は売電収入に多くは期待できないため、家庭用電源として利用して光熱費を軽減させることも一つの方法です。
太陽光発電単体では効果を感じられなくても、蓄電池と併用することで電力を貯めることができるようになります。非常用電源としての活用や電気自動車の充電などが可能です。
参照元:リベラルソリューションhttps://www.liberal-solution.co.jp/column/?id=1616300895-266686