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もし蓄電池が破損したら

太陽光発電とともに、蓄電池を導入する家庭も少なくありません。蓄電池があれば、災害時の停電に備えられる一方、突然破損してしまうこともあります。このページでは、蓄電池が破損した時の対処法や修理費用、破損の原因などについて詳しく解説します。

自分で修理するのは危険

もし蓄電池が破損したとしても、絶対に自分で修理しようと思ってはいけません。蓄電池はリチウムイオンなどの化学物質が多用されており、取り扱いには注意を要します。リチウムイオンは、スマートフォンのバッテリーにも使用されていますが、発火することもあるような物質です。また、破損状況が悪化してしまう可能性も否定できません。そうなると、修理費用が余計膨らんでしまうおそれがあります。そのため、個人が安易に蓄電池を修理することは避けましょう。

なお、蓄電池の設置から10年が経過したら、業者に一度点検してもらうことをおすすめします。使い方次第で蓄電池の寿命は変動しますが、10年も経てば充電量が低下したり、小さな不具合が増えたりします。目に見える破損・故障がなくても、業者にメンテナンスしてもらいましょう。

もし壊れたら業者に相談する

蓄電池が破損した場合、修理は業者へ相談するのがおすすめです。蓄電池は、さまざまな部品で構成されているため、自分で修理するのは困難といえます。プロの点検を受け、適切に対応してもらうことが重要です。破損した時は、蓄電池の設置を依頼した業者や、メーカーに相談してみましょう。

修理や交換でかかる費用

もし蓄電池が破損した場合、修理費用は破損状況によって異なります。簡単なメンテナンスや修理で解消できる場合、費用は数万円ほどで済みます。一方、蓄電池本体の交換が必要なケースでは、100万円以上かかってしまう場合もあります。出費がかさんでしまうことに注意が必要です。

ただ、メーカーや業者の保証が受けられる場合、無料で対応してもらえる可能性があります。また、割引をしている業者も中にはあるので、有効に活用しましょう。いずれにせよ、費用を抑えたい方はメーカーと複数の業者から見積もりを取り、費用の比較をすることが重要です。

参照元:ソーラーアシスト(https://solarassist.co.jp/column/post-18872/

破損の原因

本体の停止

蓄電池の故障で特に多いのが本体の停止です。蓄電池は電圧の低下が引き金となり、本体が停止してしまうことがあります。電圧の低下は、一時的な現象で終わるケースがほとんどです。しかし、部品の劣化などで電圧の低下が断続的に発生した結果、内部にあるバッテリーが止まり、本体が停止してしまう場合があります。本体が停止すると、蓄電池を修理するまで使えません。

容量の低下

蓄電容量の低下も原因の一つです。蓄電池は、内部にバッテリーが設置されていますが、充電や放電を繰り返すたびに性能が低下していきます。具体的には蓄電容量の低下ですが、性能が低下すると満充電したのに短時間で減ったり、そもそも満充電できなかったりなどの現象が発生します。

また、バッテリーを使い切る前に繰り返し充電していると、電圧が低下してそれ以上充電ができなくなることもあります。このような状態のまま蓄電池を使い続けると、結果的に蓄電容量が低下してしまいます。ただ、過度な充放電のほうが負荷は大きい点に注意が必要です。

内部で回線がショートしている

蓄電池内部で回線がショートし、破損に繋がるケースもあります。特に電力を大量消費する家電や、電化製品に接続した場合は注意が必要です。なお、回線がショートすると過度な電流が流れ、発火する危険があります。

気温や湿気による影響

気温・湿気も破損に繋がります。蓄電池の調子は外気の影響を受けますが、極端に暑い日や、0度以下の寒い日などはパフォーマンスが低下する場合があります。内部の部品の劣化を招き、不具合を引き起こすこともあるので注意しましょう。

蓄電池を長持ちさせるには

過度な充電や放電を避ける

蓄電池を長持ちさせたい時は、過度な充電・放電をしないように意識しましょう。過度な充電や放電は、蓄電池に大きな負荷をかかるため、劣化を早めてしまいます。蓄電容量やパフォーマンスの低下にも繋がるので、極力避けるべきです。

例えば、充電量が完全になくなるまで使ったり、満充電なのに充電を続けたりすることは避けましょう。いずれの場合でも蓄電池の劣化を早め、破損を招いてしまいます。

高温多湿な場所に保管しない

高温多湿の場所に置かないことも重要です。蓄電池は気温と湿度の影響を受けるため、気温・湿度の変化が少ない場所に設置・保管する必要があります。導入する際は設置場所をしっかりと決め、日よけも有効に活用しましょう。

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